パナソニック株式会社 空質空調社(HVAC社)は、家庭用空調機器や、大型空調機器、給湯設備向けの最先端IoTシステムを開発・運用し、独自の空質・空調コントロール技術を統合して、お客様に大きな価値を提供しています。同社のサービスは、スポーツセンターや駅、学校から病院、百貨店まで幅広い環境で展開されています。また、エネルギー効率を高める制御システムの一環として、AIを活用した省エネ制御システムに向けた取り組みを進めており、競争からの差別化と現代的なアプローチへの転換を図っています。
チームは当時、オープンソースソフトウェア(OSS)の脆弱性管理や複数のサービスにわたるセキュリティ・コンプライアンスの確保において、対策の抜け漏れや内容の確認に多くの工数がかかるという課題に直面していました。 JFrogプラットフォームを採用することで、パナソニック株式会社空質空調社はDevSecOpsのアプローチを刷新し、セキュリティ、効率、全体的な開発品質において大幅な改善を達成しました。
本書にて、パナソニック株式会社 空質空調社の課題、さらに解決に導いたソリューションとして「JFrog Artifactory」、「JFrog Xray」、「JFrog Advanced Security」を挙げて、その成果についてをご紹介します。ぜひご覧ください。
「JFrog Artifactoryでアーティファクト管理を一元化したことで、DevSecOpsのアプローチが変革されました。これにより、すべてのバイナリに対して一貫した「信頼できる情報源」を確保し、あらゆるデプロイメントにおいて一貫性とセキュリティが保たれています。また、JFrog Xrayにより、脆弱性管理が受動的対応から能動的対応に移行しました。これによってセキュリティリスクが低減されただけでなく、コストのかかるロールバックも最小限に抑えられ、開発プロセスが大幅に効率化されました。」
西村 憲吾氏(パナソニック株式会社 ソリューション事業開発センターサービス開発・運用部部長)